日本のほうれん草は「東洋種」と「西洋種」の2種類が栽培されてきました。東洋種は、葉の切れ込みが深くやわらかくて甘味があるのが特徴で、西洋種は、葉が丸くて厚みがあり病害虫に強いのが特徴です。現在一般的に出回っているのは、この2つを掛け合わせ、それぞれの長所を合わせ持った「交配種」です。11月~3月頃の寒い時期に収穫されたものは糖度や
栄養価が高いです。
炒め物・和え物・お浸し・オーブン料理など様々な料理に使えます。
ほうれん草のアク抜きは、たっぷりの熱湯でサッと茹でて、冷水につけて一気に冷やします。炒めるときも、あらかじめサッと下茹でしておくとまろやかな風味になります。
ほうれん草はとても栄養価が高く、緑黄色野菜の代表です。
特にβカロテンやビタミンC、鉄分を多く含んでいます。
βカロテンは免疫力アップや眼精疲労、がん予防、老化予防に効果が期待できます。
また、骨にカルシウムを沈着させる働きのあるビタミンKやマグネシウムも比較的多く含んでいますので、骨や歯の形成に効果があるとされています。
ほうれんそうの原産地は中央アジアから西アジアで、初めて栽培されたのはアジアで、おそらくペルシア地方(現在のイラン)だったと考えられています。日本には江戸時代初期(17世紀)頃に渡来しました。ほうれん草が現在のように注目されるようになったのは昭和になってからのことです。
京都の盆地特有の気候と、豊かな水の恵みを受けた栄養たっぷりの『ほうれん草』。
甘みがあり、おひたしはもちろん
バター炒めでも
美味しく頂けます。