お野菜のご紹介
九条ねぎ/根切り九条ねぎ
京都で守り継がれている伝統野菜「九条ねぎ」。歴史ある葉ネギの代表格で、しっかりとしたハリがありながらもやわらかい葉には、風味と甘みがたっぷり。九条ねぎは葉の長さが70~80㎝前後になる頃が最も美味しいとされております。最もおいしい季節である冬になると京都の底冷えからねぎが身を守るために「あん」と呼ばれる甘みのあるぬめりを蓄え、より一層の旨味を感じることが出来ます。また、暑い夏には少しだけ辛みを帯びた味に変わり、さわやかな風味になることから、季節に合わせた味の違いを楽しんでいただけます。
収穫時期
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1月
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2月
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3月
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4月
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5月
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6月
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7月
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8月
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9月
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10月
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11月
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12月
九条ねぎの栄養価
緑の葉の部分には、栄養が詰まっており、ガン予防に効果があると言われているカロテンやビタミンBを多く含んでいます。ねぎ独特の刺激臭と辛みは、消化液を分泌し、食欲増進や体を温める効果があり、肩こりや冷え性の女性にもおすすめです。九条ねぎの由来
奈良時代の和銅4年(711年)、伏見稲荷大社の建立時に原種が浪速の国から伝来したとされています。「九条」とは当時の主な生産地が京都市南区の九条地区であったことからその名がつきました。根切り九条ねぎへの取り組み
洛市では、環境に配慮した「根切り九条ねぎ」を商品化しています。ねぎの根を畑に残して切ることで、産地で根を洗う作業がなくなるため水資源の使用量を減らすことができ、家庭での生ゴミの削減にも繋がります。また、生産者の作業負担軽減にもなるため、少量パックをお手頃価格で販売することにも寄与しています。
※根を切った後もねぎの生育は続くため、根の切り口部分からねぎが伸びてきますが、品質に影響はありません。
711年の伝来以降、京野菜として伝統的に今もなお生産され続けており、伝統野菜の中でも最も古い栽培の歴史を持っています。